
【初心者向け】暗号資産(仮想通貨)の買い方を解説!
最終更新日: 2026/10/29
マントル(MNT)は、世界最大級のDAO財務資産(トレジャリー)を保有していたBitDAO(ビットダオ)が、そのガバナンス投票にもとづいてエコシステムを「Mantle(マントル)」ブランドへ統合・移行したことで誕生した暗号資産(仮想通貨)です。イーサリアムのレイヤー2(L2)ソリューションである「Mantle Network」のエコシステムにおける基盤資産としての性質を持っています。
この記事では、これからマントル(MNT)の購入を検討している方に向けて、マントル(MNT)の概要、特徴、今後についてご紹介します。
マントル(MNT)の前身は、BitDAOが発行していた「BIT」というトークンです。BITは2021年8月16日に配布が始まり市場で流通していましたが、2023年7月17日からMNTへの移行が開始されました。移行はスマートコントラクトによる1対1の変換として実装され、BitDAO時代のガバナンス権もそのまま引き継がれています。移行の理由は事故やトラブルではなく、独自のレイヤー2ネットワーク「Mantle Network」の開発にあわせて、ブランドとトークンをエコシステム全体として統合するためのものでした。
イーサリアムは利用が集中すると手数料が高騰し、処理に時間がかかることがあります。レイヤー2は、実際の取引をイーサリアムの外側で高速に処理し、データの最終確定をイーサリアム側で行うことで、イーサリアムの安全性を保ちながら手数料を抑える仕組みです。Mantle Networkはこのレイヤー2にあたります。
マントル(MNT)は、イーサリアムメインネット(レイヤー1)上のERC-20規格のトークンと、Mantle Network(レイヤー2)上のトークンという、2つの環境に存在します。
GMOコインが取り扱うのは、イーサリアムメインネット上のERC-20規格のマントル(MNT)のみです。お預入れ・ご送付の対応ネットワークも「Ethereum(ERC-20)」のみとなります。
Mantle Network上のアドレスなど、対応ネットワーク以外へご送付いただいた場合、残高に反映することができず、技術的に資産を復元できない場合があります。
なお、レイヤー1とレイヤー2の間のマントル(MNT)の移転は、Mantleの公式ブリッジを通じて技術的には可能ですが、これはお客さまご自身の操作によるもので、当社のサービスの対象外です。
主な利用目的は、ネットワーク手数料(ガス代)の支払い、ガバナンス、そしてステーキングです。
マントル(MNT)はイーサリアム上で発行されるERC-20規格のトークンであるため、資産の移動や保有に関する安全性は、イーサリアムが採用しているProof of Stake(PoS)という合意形成の仕組みによって直接的に支えられています。PoSでは、記録を担うバリデータが報酬を得るためにイーサリアム(ETH)を預託しており、不正な振る舞いを行った場合には預託したETHが没収される「スラッシング」が課されます。この経済的な仕組みによって、記録の信頼性が維持されています。
マントル(MNT)は、前身のBitDAOから引き継いだ世界最大級のDAOトレジャリー(財務資産)を保有しています。多くのレイヤー2のトークンが投資家からの資金に依存するなかで、自前の資金でエコシステムの開発者や利用者への助成やインセンティブを長期的に提供できる点が特徴です。トレジャリーの残高や資金の移動はブロックチェーン上で公開されており、誰でも確認することができます。
マントル(MNT)の保有者は、Mantle DAOの提案(MIP)に対する投票権を行使できます。投票の対象には、トレジャリーの運用方針、技術的なアップグレード、エコシステム内プロジェクトへの資金提供に関する意思決定が含まれます。投票に最低保有数の条件はなく、提案ごとに特定の時点での保有量に基づいて投票権が決まります。提案の議論はMantleの公式フォーラムで、投票はSnapshotで公開の場で行われます。
Mantle Networkは、OP Stackを実行環境としつつ、データ可用性層に独自の「Mantle DA」(EigenDAを基盤とする仕組み)を組み込んだモジュラー構成を採用しています。役割ごとに層を分けることで、イーサリアムへの書き込みコストを大幅に抑えています。
Mantleのエコシステムでは、リキッドステーキングプロトコル「mETH」などのプロダクトが提供されています。また、マントル(MNT)をロックまたはステーキングすることで、エコシステム上の新規プロジェクトのトークン配布を受けられるキャンペーンや、関連する報酬を得られる機会が付与されます。2023年末からは「Mantle Rewards Station」が開始され、保有者に対してエコシステム参加報酬の配布が定期的に行われています。
Mantle Network上では、マントル(MNT)はネットワーク手数料(ガス代)の支払いに使われます。また、将来的にシーケンサー(取引の順序を決める仕組み)の分散化が進んだ際には、ステーキング資産としての役割が予定されています。
マントル(MNT)は、ガス代の支払い、ステーキング報酬、ガバナンスという明確な用途を持っています。トレジャリーを原資とした継続的なエコシステム投資により、資金が尽きてプロジェクトが停滞するリスクは低いと考えられます。また、mETHをはじめとする複数のプロダクトが相互に連携することで、単一のチェーンの取引需要だけに依存しない構造が築かれつつあります。
レイヤー2はMantle Network以外にも複数存在し、競争が激しい分野です。そのなかでMantle Networkは、財務基盤の大きさ、エコシステムへのインセンティブ、低コストな技術構成を組み合わせた独自の位置づけを築いており、中長期的な利用の拡大が期待されます。
イーサリアムは世界最大級のバリデータネットワークによって保護されており、ネットワーク全体に及ぶ脆弱性のリスクは極めて低いと考えられます。ただし、ネットワークの混雑時にガス代が高騰し、送付の確定に時間を要する場合があります。また、ERC-20のスマートコントラクトに特有の脆弱性リスクも否定できません。
Mantle Networkについては、取引の順序を決めるシーケンサーが現時点では限定的な構成となっており、停止した場合にはネットワーク上の取引処理が一時的に止まる可能性があります。ただし、GMOコインが取り扱うのはイーサリアムメインネット上のERC-20規格のマントル(MNT)であるため、当社でのお取引やお預入れ・ご送付が、Mantle Network側の稼働状況によって直接影響を受けることはありません。
なお、発行主体であるMantle Foundationが消滅した場合でも、トークン自体はイーサリアム上に残り続けます。一方で、開発支援やエコシステムの維持が困難になった場合には、市場価格の下落やプロジェクトの停滞を招くリスクがあります。
この記事では、イーサリアムのレイヤー2「Mantle Network」のエコシステムを支える「マントル(MNT)」についてご紹介しました。
マントル(MNT)は、前身のBitDAOから引き継いだ世界最大級のDAO財務資産を背景に、ガス代の支払い、ステーキング、ガバナンスという明確な用途を持つ暗号資産(仮想通貨)です。GMOコインが取り扱うのは、イーサリアムメインネット上のERC-20規格のマントル(MNT)です。
またマントル(MNT)は、2026年10月31日よりGMOコインで取り扱いを開始します。国内の暗号資産交換業者では初めての取り扱いとなります(※)。興味がある方は、お取引を検討してみてはいかがでしょうか?
(※)マントル(MNT)について、国内の暗号資産交換業者における取り扱いとして初。一般社団法人日本暗号資産等取引業協会(JVCEA)公表の「取扱暗号資産一覧」に基づく、GMOコイン調べ(2026年10月27日(火)時点)。
本記事の公開時点では、GMOコインにおけるマントル(MNT)のお取り扱いは開始しておりません。2026年10月31日(土)メンテナンス後より取り扱いを開始いたします。それまでの間はお取引いただけませんので、あらかじめご了承ください。