アバランチ(AVAX)とは

アバランチ(AVAX)は、2020年にメインネットを立ち上げた、DApps(分散型アプリケーション)を構築するためのプラットフォームです。アバランチのプラットフォーム上で流通する独自の暗号資産(仮想通貨)を「AVAX」と言います。

この記事では、これからAVAXの購入を検討している方に向けて、AVAXの概要、特徴、今後についてご紹介します。

アバランチ(AVAX)とは

アバランチ(AVAX)とは

アバランチはスケーラビリティ、相互運用性、ユーザビリティの向上を目的としたDApps(分散型アプリケーション)のためのプラットフォームです。プラットフォームのネイティブトークンを「AVAX」と言います。トランザクション手数料の支払いやステーキング、運営方針を決めるためのガバナンス投票などに利用されます。
2024年10月29日時点で、AVAXは時価総額約1兆6,390億円、時価総額ランキング13位の暗号資産(仮想通貨)です。

アバランチ(AVAX)の特徴

アバランチ(AVAX)の特徴

アバランチ(AVAX)には以下の特徴などがあります。

独自のコンセンサスアルゴリズム

アバランチは、「アバランチ・コンセンサス(Avalanche Consensus)」という独自のコンセンサスアルゴリズムを採用しています。
ビットコインなどのコンセンサスアルゴリズム「Proof of Work」の課題を解消するために開発され、処理能力やスピード、強固なセキュリティを実現しています。それによりアバランチでは、毎秒数千のトランザクションを1〜2秒で処理することが可能になっています。

3つのチェーン

アバランチには、「Xチェーン」「Cチェーン」「Pチェーン」の3つのブロックチェーンが存在しており、GMOコインでは、「Cチェーン」上のAVAXを取り扱っています。

・Xチェーン(Exchange Chain):

AVAXやその他のデジタルアセットの作成と交換・取引に使用されます。トランザクションの並列処理が可能になり、処理速度が格段に上がります。

・Cチェーン(Contract Chain):

コントラクトを作成したり、スマートコントラクトを利用することができます。イーサリアム仮想マシン(EVM)が実装されており、汎用性が高くなっています。加えて、「Snowman Consensus Protocol」という統計学的な同意形成の方法を採用しており処理速度が大幅に向上しています。

・Pチェーン(Platform Chain):

バリデーター(取引承認者)の調整とサブネット(アバランチ・コンセンサスを使って作成できる独自のブロックチェーン)の作成、サブネットへのバリデータの追加、ステーキング操作等を行います。

それぞれのブロックチェーンが異なる役割を担うことで、アバランチは1つのチェーンですべてのプロセスを実行するのに比べて、より高いスピードとスケーラビリティを実現させています。

バーンする仕組み

アバランチのネットワーク上で流通する独自の暗号資産(仮想通貨)AVAXは。発行上限が設定されており、Gas代に使われたAVAXはすべて市場から消える(バーン)仕組みなので、流通する暗号資産が増加し過ぎないことが特徴となっています。

アバランチ(AVAX)の今後

アバランチ(AVAX)の今後

出典: Avalanche - Medium

アバランチは、今までのブロックチェーンが抱えていた「スケーラビリティ問題」や「トランザクション手数料の高騰」等の解決を目指しており、イーサリアキラーのブロックチェーンの1つとして、注目されています。
また、アバランチでは、サブネットを作成することもできるため、カスタム性が豊富でサービスを始めたい企業や開発者にとって魅力的なものとなっており、プラットフォームとしてのアバランチに有名起業やプロジェクトから注目が集まっています。

Gree

日本の有名ゲーム会社「Gree」と戦略的パートナーシップを2022年10月に提携しました。

Amazon

世界的なクラウドサービスフォームのAWS(Amazon Web Services)が2023年1月にアバランチと提携したことを発表しました。

アバランチ上のゲームやアバランチを通して企業や政府機関などに対するブロックチェーン技術の導入促進が話題になれば、プラットフォームとしてのアバランチにも注目が集まることが予想されます。

まとめ

この記事ではアバランチと独自の暗号資産(仮想通貨)AVAXについてご紹介しました。

アバランチは、処理速度の速さや開発の柔軟性などに注力した開発がなされており、イーサリアキラーのブロックチェーンの1つとされ、NFTやDeFi分野での採用や国内外多くの企業との提供が発表されています。

またアバランチのネットワーク上で流通する独自の暗号資産(仮想通貨)AVAXは、2024年11月2日よりGMOコインで取り扱いを開始いたしました。興味がある方は、お取引を検討してみてはいかがでしょうか?

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