【初心者向け】暗号資産(仮想通貨)の買い方を解説!
ビットコイン(BTC)の「取引所(現物取引)」とは?「販売所」との違いと購入手順
最終更新日:2024/01/26
GMOコインでは、ビットコイン(BTC)などの暗号資産(仮想通貨)を購入・売却できるサービスとして、「取引所(現物取引)」と「販売所」を提供しています。
このうち「取引所(現物取引)」は板情報などを使って自由度の高い取引ができる反面、「販売所」に比べて取引画面や注文方法が複雑なため、暗号資産(仮想通貨)取引を始めたばかりの方の中には、利用したことがない方もいらっしゃるでしょう。
この記事では今後「取引所(現物取引)」の利用を検討している方に向けて、以下の内容に沿って「取引所(現物取引)」をご紹介します。
「取引所(現物取引)」とは
「取引所(現物取引)」と「販売所」の違い
「取引所(現物取引)での購入手順
「取引所(現物取引)」を利用する際に知っておくと良いこと
「取引所(現物取引)」とは
「取引所(現物取引)」は、ビットコイン(BTC)などの暗号資産(仮想通貨)を購入または売却できるサービスです。お客さまの買い注文、または売り注文に対当する注文がある場合、暗号資産(仮想通貨)の売買を行うことができます。
「取引所(現物取引)」では、購入または売却したい価格と数量が表示されている「板情報(気配値)」や、取引が成立した価格と数量を時系列で表示した「歩み値」など、チャートからは読み取ることのできない情報を参照しながら取引できます。
「取引所(現物取引)」と「販売所」の違い
冒頭でもご紹介しましたが、GMOコインではビットコイン(BTC)などの暗号資産(仮想通貨)を購入・売却できるサービスとして、「取引所(現物取引)」と「販売所」を提供しています。
ではこの2つのサービスにはどのような違いがあるのでしょうか?ここでは3つの違いについてご紹介します。
取引方式
1つ目は取引方式です。
「販売所」は「買値」と「売値」だけが表示される、2wayプライス方式です。2wayプライス方式は初心者の方でも直感的に操作できる、シンプルでわかりやすい取引画面となっています。
一方「取引所(現物取引)」は、注文内容がすべて「板」に表示される板寄せ方式となっています。板寄せ方式は、購入または売却したい価格と数量が板に表示されるため、チャートからは読み取ることのできない売買需要を確認しながら取引ができます。
注文方法
2つ目は注文方法です。
前述の通り、「販売所」の取引画面では「買値」と「売値」だけが表示されており、注文方法は表示価格での購入・売却のみとなります。
一方「取引所(現物取引)」では、以下3つの注文方法から任意の方法を選択し、取引することができます。
成行注文:価格を指定しない注文方法です。「いくらでもいいので買いたい」「いくらでもいいので売りたい」という場合に使用します。
指値注文:現在値からみて「指定した価格まで下がったら買い」「指定した価格まで上がったら売り」と、購入したい価格または売却したい価格の指定ができる注文方法です。例えば、ビットコイン(BTC)価格が700万円の時に、「690万円まで下がったら買い」「710万円まで上がったら売り」と指定して注文することができます。
逆指値注文:現在値からみて「指定した価格まで上がったら買い」「指定した価格まで下がったら売り」と、購入したい価格または売却したい価格の指定ができる注文方法です。例えば、ビットコイン(BTC)価格が700万円の時に、「710万円まで上がったら買い」「690万円まで下がったら売り」と指定して注文することができます。
なお指値注文とは売買が逆の注文方法であることから「逆指値」と呼ばれます。
手数料体系
3つ目は手数料体系です。
「販売所」の取引手数料は無料です。ただし、実質的な手数料としてスプレッド(「買値」と「売値」の価格差)が発生します。
一方「取引所(現物取引)」では、以下の取引手数料が発生します。
Maker:-0.01%
Taker:0.05%
Maker:-0.03%
Taker:0.09%
※取引所(現物取引)の取引手数料は銘柄ごとに異なります。詳細についてはこちらよりご確認ください。
「取引所(現物取引)」でのビットコイン(BTC)購入手順
ここからは「取引所(現物取引)」を利用したビットコイン(BTC)の購入手順をご紹介します。
「取引所(現物取引)」でのお取引は、ブラウザまたはスマートフォンアプリ『GMOコイン 暗号資産ウォレット』からご利用いただけます。この記事では『GMOコイン 暗号資産ウォレット』を利用したビットコイン(BTC)の購入手順をご紹介します。
※暗号資産(仮想通貨)を購入する際は、事前に口座開設と日本円入金を行う必要があります。口座開設、日本円入金がお済みでない方は、以下の記事を参考にお手続きください。
口座開設:https://coin.z.com/jp/corp/guide/flow/
入金:https://coin.z.com/jp/corp/guide/deposit-withdrawal/
『GMOコイン 暗号資産ウォレット』を利用したビットコイン(BTC)の購入手順
アプリ『GMOコイン 暗号資産ウォレット』を起動します。
ログイン情報を入力してログインします。
利用するサービスを選択します。画面下部のタブ【レート】をタップした後、画面上部のタブから、今回利用する【取引所 現物】をタップします。
銘柄を選択します。今回はビットコイン(BTC)を購入するので、[BTC]をタップします。
「取引所現物」の画面が表示されますので、画面右上にある[注文]をタップします。
※「取引所現物」の画面が表示されなかった場合、画面下部のタブ【トレード】をタップすると表示されます。
「成行」でビットコイン(BTC)を購入したい場合、以下の操作を行います。
タブ【成行】をタップ
「売買区分」の[買]をタップ
「取引数量」に購入したいビットコイン(BTC)の数量を入力
[確認画面へ]をタップ
「指値」でビットコイン(BTC)を購入したい場合、以下の操作を行います。
タブ【指値/逆指値】をタップ
「売買区分」の[買]をタップ
「取引数量」に購入したいビットコイン(BTC)の数量を入力
「注文タイプ」の[指値]をタップ
「注文レート(円)」に購入を希望するビットコイン(BTC)の価格を入力
[確認画面へ]をタップ
「注文確認」の画面が表示されます。
注文内容に問題なければ[注文確定]をタップします。
以上で「取引所(現物取引)」を利用したビットコイン(BTC)の注文は完了です。
対当する注文がある場合、取引が成立し、ビットコイン(BTC)を購入できます。
「取引所(現物取引)」で取引する際に知っておくと良いこと
ここからは「取引所(現物取引)」でビットコイン(BTC)などの暗号資産(仮想通貨)を購入・売却する際に知っておくと良いことをご紹介します。
マイナス手数料
「取引所(現物取引)」では、Maker注文とTaker注文があります(※)。
このうちMaker注文に対して、GMOコインではマイナス手数料を導入しています。
「マイナス手数料」とは、取引が成立した際にお客さまが手数料を支払うのではなく、約定金額に応じた手数料をお客さまが受け取ることができる仕組みのことです。
通常、取引をする際に支払う手数料を逆に受け取ることができるため、コストをできるだけ抑えて取引したい方は、マイナス手数料を利用すると良いでしょう。
(※)取引所(現物)の板に出ている指値注文について売買が成立した際に、その指値注文を出していた取引参加者を「Maker」と呼び、その相手方となる注文を発注した側を「Taker」と呼びます。
Post-Only
マイナス手数料を利用する上で、知っておきたいのがPost-Onlyです。
Post-Onlyとは指値注文を行う際に利用できるオプション機能で、発注時にその注文がTakerとなる場合には注文自体取り消し、Makerとなる場合のみそのまま発注できる機能です。そのため、Post-Onlyはマイナス手数料を確実に受け取りたい方におすすめの注文設定となります。
なおPost-Only機能はアプリ『GMOコイン 暗号資産ウォレット』には対応しておりませんので、ご利用の際はブラウザからお取引してください。
API
GMOコインでは、認証不要のPublic APIとAPIキーによる認証が必要なPrivate API、2種類のAPIを提供しています。APIを活用することで、
取引の自動化
取引価格の自動取得
など、プログラムを使った取引環境の構築が可能となります。
APIについて詳しくはAPIドキュメントをご確認ください。
https://api.coin.z.com/docs/#outline
まとめ
GMOコインの「取引所(現物取引)」についてご紹介しました。
「販売所」に比べて「取引所(現物取引)」は取引画面が複雑なため、取引にあまり慣れていない方の中には操作が難しく感じてしまい、利用を控えている方もいらっしゃるでしょう。
一方で「取引所(現物取引)」には、
板情報を利用した自由度の高い取引
取引手数料が受けれるマイナス手数料
取引や情報取得を自動化ができるAPIの提供
など、「販売所」にはない魅力も多数あります。
それぞれのサービスの特徴を正しく理解した上で、自身の目的にあったサービスを選択して、お取引するとよいでしょう。
※本記事は20223年8月1日時点の取引ルールに基づいて作成しております。取引する際は最新の取引ルールを事前にご確認ください。
「取引所(現物取引)」でのビットコイン(BTC)購入に関するよくある質問
-
Q「取引所(現物取引)」におけるビットコイン(BTC)の最小注文数量はいくらですか?
- A0.0001 BTCです
- Q「取引所(現物取引)」におけるビットコイン(BTC)最大注文数量はいくらですか?
- A1回あたり5 BTCまでご注文いただけます。なお1日の注文上限は100 BTCです。
- Q「取引所(現物取引)」で購入したビットコイン(BTC)は「販売所」で売却できますか?
- A「販売所」で売却できます。
- Q「取引所(現物取引)」ではビットコイン(BTC)以外にどの銘柄が購入できますか?
-
A現在、以下22銘柄の購入が可能です。
イーサリアム(ETH)
ビットコインキャッシュ(BCH)
ライトコイン(LTC)
リップル(XRP)
ネム(XEM)
ステラルーメン(XLM)
ベーシックアテンショントークン(BAT)
テゾス(XTZ)
クアンタム(QTUM)
エンジンコイン(ENJ)
ポルカドット(DOT)
コスモス(ATOM)
シンボル(XYM)
モナコイン(MONA)
カルダノ(ADA)
メイカー(MKR)
ダイ(DAI)
チェーンリンク(LINK)
FCRコイン(FCR)
ドージコイン(DOGE)
ソラナ(SOL)
アスター(ASTR)