【初心者向け】暗号資産(仮想通貨)の買い方を解説!
4年に1度のビットコイン(BTC)半減期!半減期の仕組みと価格への影響
ビットコイン(BTC)の半減期について
まずは、ビットコイン(BTC)の半減期とはどのようなものか、仕組みや必要性について確認しておきましょう。
ビットコイン(BTC)の半減期とは
ビットコイン(BTC)の半減期について理解をする上で、ビットコイン(BTC)がどのような仕組みで新規発行を行なっているか知っておくことで、より理解が深まります。
ビットコイン(BTC)の新規発行は、マイナーによるマイニング(採掘)によって行われます。マイニングは約10分に1回成功するように自動調整される仕組みとなっており、マイニングに成功したマイナーは報酬として、新規発行されたビットコイン(BTC)を得ることができます。この新規発行されるビットコイン(BTC)の数量が、21万ブロックが生成されるごとに半減するイベントを「半減期」と呼びます。なお、マイニングによるブロックの生成は約10分に1回行われるため、半減期は約4年に1回ごとに生じる計算となります。
過去のビットコイン(BTC)の半減期
ビットコイン(BTC)は過去に4回の半減期を迎えましたが、半減期はビットコイン(BTC)の価格に対してどのような影響を与えたのでしょうか?2012年に迎えた1回目の半減期、2016年に迎えた2回目の半減期、2020年に迎えた3回目の半減期、2024年に迎えた4回目の半減期についてそれぞれみていきましょう。
2012年の半減期
ビットコイン(BTC)は、2012年11月28日に1回目の半減期を迎え、新規発行されるビットコイン(BTC)の数量は50BTCから25BTCに半減しました。
ビットコイン(BTC)は11月1日時点で、約850円で取引されていました。その後、ビットコイン(BTC)の価格は半減期を迎えるまでの期間で上昇し、半減期の当日である11月28日には約1,000円に達しました。また、半減期を迎えた後も価格は緩やかに上昇を続け、約1ヶ月後の12月31日には約1,150円に達しました。
ビットコイン(BTC)の価格は、半減したタイミングでの急激な変動は起こりませんでしたが、半減期を迎える前後の期間を含めてみると、緩やかに上昇する結果となりました。
2016年の半減期
ビットコイン(BTC)は2016年7月19日に2回目の半減期を迎え、新規発行されるビットコイン(BTC)の数量は25BTCから12.5BTCに半減しました。また、2回目の半減期は1回目の半減期とは異なり、ビットコイン(BTC)の価格に対して大きな影響を与えました。
ビットコイン(BTC)は2016年5月時点では約4.7万円で取引されていましたが、6月にかけて価格は上昇し、8万円を超える価格に達しました。その後、ビットコイン(BTC)の価格は下落し、半減期を迎えた7月4日には約6.4万円となりましたが、再び上昇し、12月には11万円を超える価格に達しました。
2回目の半減期では1回目の半減期とは異なり、ビットコイン(BTC)の価格は半減したタイミングで下落しましたが、半減期を迎える前後の期間を含めてみると、大幅に上昇する結果となりました。
2020年の半減期
ビットコイン(BTC)は、2020年5月12日に3回目の半減期を迎え、新規発行されるビットコイン(BTC)の数量は12.5BTCから6.25BTCに半減しました。
3回目の半減期である2020年は、新型コロナウイルスの影響により、3月にビットコイン(BTC)価格が約95.8万円から約40万円まで大幅に下落しましたが、5月の半減期にかけて上昇し、約100万円まで順調に回復しました。半減期直後は大きな価格変動はありませんでしたが、新型コロナウイルスの世界的な大流行を受けて、アメリカをはじめとする各国の政府・中央銀行が大規模な金融緩和政策を実施したことで、価格は急騰し、2021年11月に約700万円まで上昇し、3回目の半減期でも大幅に上昇する結果となりました。
2024年の半減期
4回目の半減期を迎えた2024年は、2024年1月にビットコイン(BTC)現物ETFがSEC(米国証券取引委員会)に承認されたことをきっかけに、機関投資家の資金流入が加速し、2024年4月20日の半減期を前にビットコイン(BTC)価格が大台の1,000万円に到達しました。
2024年の半減期到達後もこれまで3回の半減期と同様の価格上昇を期待すると予想されています。そのため、ビットコイン(BTC)やその他の暗号資産(仮想通貨)の取引を行おうと考えている方は、あらかじめ暗号資産(仮想通貨)取引所での口座開設、チャート分析、アプリなどツールのインストール、各種情報サイトの整理といった準備を進めておくと良いでしょう。
次の半減期はいつ?
ビットコイン(BTC)は、仕組み上21万ブロックが生成されるごとに半減期を迎えます。5回目となるビットコイン(BTC)の半減期は、現在のブロック生成スピードから試算すると、2028年と予想されています。ただし、半減期の日程は変動するものなので、具体的な日程を知りたい場合は、半減期がいつ頃になるか予想したウェブサイトで確認すると良いでしょう。
まとめ
半減期はビットコイン(BTC)の価格にどのような影響を与えるのか、過去の半減期を参考にみてきました。半減期は、過去にビットコイン(BTC)の価格に対して大きな影響を与えたため、今後、予定されている半減期においても同様に、ビットコイン(BTC)の価格が変動することが予想されています。しかし、ビットコイン(BTC)は、過去と現在を比較すると、認知度、取引量、市況など様々な条件が異なります。ビットコイン(BTC)の取引を行う際は、過去の事例に囚われ過ぎず、判断材料のひとつとして参考にすると良いでしょう。
ビットコイン(BTC)の半減期に関するよくある質問
- Qビットコイン(BTC)の半減期とは何ですか?
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Aビットコイン(BTC)の半減期とは、マイニングによって新規発行されるビットコイン(BTC)の数量が半減するイベントのことです。
詳しくはこちらをご参照ください。 - Qビットコイン(BTC)はいつ半減期を迎えましたか?
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Aビットコイン(BTC)は2012年、2016年、2020年、2024年に半減期を迎えました。
詳しくはこちらをご参照ください。 - Q4回目となるビットコイン(BTC)の半減期では、価格はどうなると予想されていますか?
- A4回目の半減期は、これまでの半減期と同様に、ビットコイン(BTC)の価格は前後の期間で大きく変動することが、情報サイトで広く予想されています。
- Q5回目となるビットコイン(BTC)の半減期はいつですか?
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A5回目の半減期は、2028年と予想されています。
詳しくはこちらをご参照ください。