【初心者向け】暗号資産(仮想通貨)の買い方を解説!
暗号資産FXとは?初心者向けに知っておきたいポイントを解説
最終更新日:2024/08/20
GMOコインでは証拠金取引ができるサービスとして、「取引所(レバレッジ取引)」と「暗号資産FX」の2種類を提供しています。
このうち「暗号資産FX」は、
2wayプライスによるシンプルな価格表示
3種類(IFD、OCO、IFD-OCO)の複合注文
などを採用しており、外国為替証拠金取引(FX取引)の経験があるお客さまに、抵抗なくご利用いただける取引環境となっています。
この記事ではそんな「暗号資産FX」について、以下5つの項目に沿ってご紹介します。
「暗号資産FX」の概要
「暗号資産FX」のメリット
「暗号資産FX」の注意点
「暗号資産FX」の取引手順
「暗号資産FX」の関連用語
暗号資産FXとは
「暗号資産FX」とは、GMOコインが提供するサービスのひとつで、実際に暗号資産(仮想通貨)を売買するのではなく、将来の値上がり・値下がりを見込んで買い注文または売り注文により「建玉」を保有し、建玉を決済することで価格変動の差額分だけ受け取る証拠金取引です。
「暗号資産FX」ではレバレッジをかけた取引ができるため、資金効率のよいお取引が可能です(※)。
(※)2024年8月20日現在、「暗号資産FX」では2倍のレバレッジでお取引いただけます。
暗号資産FXのメリット
「暗号資産FX」のメリットについてみていきましょう。ここでは、2つご紹介します。
ショート(空売り)できる
ショート(空売り)とは「先に売って後で買い戻す」という取引のことで、下落相場で利益を出すことができます。
現物取引(「販売所」「取引所(現物取引)」)ではショート(空売り)ができないため、下落局面で利益を狙う方法がありません。
一方「暗号資産FX」ではショート(空売り)ができます。ショート(空売り)によって下落局面でも利益を生み出す機会をもてることは、メリットのひとつといえるでしょう。
取引所(レバレッジ取引)と比べて取扱銘柄数が多い
すでにご紹介した通り、GMOコインでは証拠金取引ができるサービスとして「暗号資産FX」と「取引所(レバレッジ取引)」を提供しています。それぞれのサービスで取り合いのある銘柄は以下の通りです。
暗号資産FX
ビットコイン(BTC)
イーサリアム(ETH)
ビットコインキャッシュ(BCH)
ライトコイン(LTC)
リップル(XRP)
ステラルーメン(XLM)
ベーシックアテンショントークン(BAT)
テゾス(XTZ)
ポルカドット(DOT)
コスモス(ATOM)
カルダノ(ADA)
チェーンリンク(LINK)
ドージコイン(DOGE)
ソラナ(SOL)
取引所(レバレッジ取引)
ビットコイン(BTC)
イーサリアム(ETH)
ビットコインキャッシュ(BCH)
ライトコイン(LTC)
リップル(XRP)
ポルカドット(DOT)
コスモス(ATOM)
カルダノ(ADA)
チェーンリンク(LINK)
ドージコイン(DOGE)
ソラナ(SOL)
「暗号資産FX」では14銘柄、「取引所(レバレッジ取引)」では11銘柄、取り扱いがあり、「取引所(レバレッジ取引)」で取り扱いのある銘柄はすべて「暗号資産FX」でも取引可能となります。
より多くの銘柄で取引したい方にとって、取扱銘柄数が多いことはメリットだと言えるでしょう。
暗号資産FXの注意点
「暗号資産FX」を利用する上での注意点をみていきましょう。ここでは、2つご紹介します。
現物取引と比較してリスクが大きい
すでにご紹介した通り、「暗号資産FX」ではレバレッジをかけた取引ができます。
レバレッジ取引は資金効率の良い取引ができますが、その反面、価格が想定と逆の方向に変動した場合のリスクは、現物取引と比較すると大きくなります。
「暗号資産FX」で取引を行う場合は、事前にレバレッジによるリスクを正しく理解し、取引は余剰資金で行うと良いでしょう。
証拠金維持率が一定の水準を下回ると、自動的に決済(ロスカット)される
「暗号資産FX」では保有している建玉が含み損を抱えている際に、自動的に決済される場合があります。
これはロスカットという仕組みで、「暗号資産FX」などの証拠金取引において、証拠金維持率がある一定の水準を下回った場合に、お客さまの損失を限定することを目的として強制的に建玉を決済(反対売買)することを言います。
「暗号資産FX」などの証拠金取引を初めて行う方の中には、ロスカットされた後にこの制度を知る方もいらっしゃるため、取引を始める前に内容をきちんと理解しておくと良いでしょう。
暗号資産FXの取引手順
ここからは、実際に「暗号資産FX」を利用した取引手順をみていきましょう。
ここでは例として、ブラウザからビットコイン(BTC)の買い注文と売り注文を行う手順をご紹介します。
暗号資産FXで買い注文を行う手順
まずは、「暗号資産FX」を利用してビットコイン(BTC)の買い注文を行う手順をご紹介します。
会員ページにログインします。(ログイン情報と2段階認証コードが必要です)
https://coin.z.com/jp/member/login
【会員ホーム】-【暗号資産FX】をクリックします。
画面上部のタブから【注文】をクリックし、注文したい暗号資産(仮想通貨)を選択します。今回はビットコイン(BTC)を注文するので、[BTC/JPY]をクリックします。
ビットコイン(BTC)の買い注文を行います。注文方法は【スピード注文】と【通常注文】の2種類から選択できます。
スピード注文:取引数量を入力し、1タップで即時に注文できる方法
通常注文:注文方法、売買区分、取引数量を入力して注文する方法
【スピード注文】を選択した場合、「取引数量」に注文したいビットコイン(BTC)の数量を入力し、[(買)ASK]をクリックします。
これで【スピード注文】を利用した買い注文は完了です。
【通常注文】を選択した場合、注文方法を、
成行
指値
IFD
OCO
IFD-OCO
の5種類から選択します。(ここでは「成行」で注文する手順をご紹介します)
「売買区分」は[買]を選択し、「取引数量(BTC)」に注文したいビットコイン(BTC)の数量を入力し、[確認画面へ]をクリックします。
【以下の内容でよろしいですか?】が表示されるので、注文内容に問題がなければ、[確定]をクリックします。
これで【通常注文】-「成行」を利用した買い注文は完了です。
暗号資産FXで売り注文を行う手順
次に、「暗号資産FX」を利用してビットコイン(BTC)の売り注文を行う手順をご紹介します。
会員ページにログインします。(ログイン情報と2段階認証コードが必要です)
https://coin.z.com/jp/member/login
【会員ホーム】-【暗号資産FX】をクリックします。
画面上部のタブから【注文】をクリックし、注文したい暗号資産(仮想通貨)を選択します。今回はビットコイン(BTC)を注文するので、[BTC/JPY]をクリックします。
ビットコイン(BTC)の売り注文を行います。注文方法は買い注文同様に【スピード注文】と【通常注文】の2種類から選択できます。
【スピード注文】を選択した場合、「取引数量」に注文したいビットコイン(BTC)の数量を入力し、[BID(売)]をクリックします。
これで【スピード注文】を利用した売り注文は完了です。
【通常注文】を選択した場合、注文方法を、
成行
指値
IFD
OCO
IFD-OCO
の5種類から選択します。(ここでは「成行」で注文する手順をご紹介します)
「売買区分」は[売]を選択し、「取引数量(BTC)」に注文したいビットコイン(BTC)の数量を入力し、[確認画面へ]をクリックします。
【以下の内容でよろしいですか?】が表示されるので、注文内容に問題がなければ、[確定]をクリックします。
これで【通常注文】-「成行」を利用した売り注文は完了です。
暗号資産FX関連の用語
ビットコイン(BTC)などの暗号資産(仮想通貨)の取引を行う上で、専門用語を見かけることは少なくないでしょう。
ここでは「暗号資産FX」で取引を行うにあたり、覚えておきたい用語をご紹介します。
ポジション(建玉)
ポジションとは、証拠金取引において使用される言葉で、未決済のまま残っている契約を表す言葉です。ポジションは「建玉」ともいいます。
また、買いの注文をしたままで未決済のポジションを「買いポジション(買い建玉)」、売りの注文をしたままで未決済のポジションを「売りポジション(売り建玉)」と言います。
BID、ASK
BIDとは、「暗号資産FX」においてお客さまが売りの注文を出す時に適用されるレートです。
ASKとは、「暗号資産FX」においてお客さまが買いの注文を出す時に適用されるレートです。
ロング、ショート
ロングとは、証拠金取引において使用される言葉で、「買い」を表します。価格が上昇することで利益を得ることができます。
ショートとは、証拠金取引において使用される言葉で、「売り」を表します。価格が下落することで利益を得ることができます。
約定
約定とは、買い注文または売り注文が執行され、成立することを表す言葉です。
成行注文
成行注文とは、注文価格を指定しない注文方法です。すぐに約定するというメリットはありますが、相場の状況によっては想定外の価格での約定となることがあります。
指値、逆指値注文
指値注文とは、注文を出す際に、現在値からみて「指定した価格まで下がったら買い」または「指定した価格まで上がったら売り」と指定する注文方法です。
逆指値の注文とは、注文を出す際に、現在値からみて「指定した価格まで上がったら買い」または「指定した価格まで下がったら売り」と指定する注文方法です。
IFD
IFD(イフダン)注文とは、新規注文と同時に、その新規注文に対する決済注文を出す注文方法です。
例えば、
新規注文:100万円の新規買い(指値)
決済注文:110万円の決済売り(指値)
といった形で、新規注文と利益確定の決済注文をセットで発注したい場合に使われます。
OCO
OCO(オー・シー・オー)注文とは、2つの注文を同時に出し、どちらか一方が約定したら、もう一方の注文はキャンセルするという注文方法です。
例えば、現在持っているポジションの、
利益確定をするための指値注文
損切りをするための逆指値注文
といった形で、2つの注文を同時に出したい場合などに使われます。
IFD-OCO
IFD-OCO(イフダン・オー・シー・オー)注文とは、新規注文と同時に、その新規注文に対する2つの決済注文を出す注文方法です。
例えば、
新規注文:100万円の新規買い(指値)
決済注文:110万円の決済売り(指値)
決済注文:90万円の決済売り(逆指値)
といった形で、3つの注文を同時に発注したい場合に使われます。
証拠金
証拠金とは、「暗号資産FX」などの証拠金取引を行う際に取引所の口座に預け入れる必要がある資金のことです。
証拠金維持率
証拠金維持率とは、必要証拠金に対する証拠金預託額の割合のことです。
「暗号資産FX」では、証拠金維持率が75%以下になると、ロスカットが実行されます。
なお、「暗号資産FX」の証拠金維持率は、以下の計算によって算出されます。
(口座残高 + 暗号資産FXの建玉評価損益 - 取引所(レバレッジ取引)の建玉必要証拠金)/ 暗号資産FXの建玉必要証拠金
スプレッド
スプレッドとは、売値(BID)と買値(ASK)の差のことです。「暗号資産FX」の取引手数料は無料ですが、このスプレッドが実質的な手数料として発生します。
評価損益
評価損益とは、証拠金取引において使用される言葉で、建玉を取得した時点の価格と時価を比較した損益を表します。評価損益は計算時点での参考数値であり、実際に決済するまで損益は確定しません。
まとめ
「暗号資産FX」について、概要、メリット、注意点、取引手順、関連用語の内容に沿って、ご紹介しました。
「暗号資産FX」の利用をご検討されている方は、メリットや注意点をしっかりと理解した上で、取引はご自身の判断で行いましょう。
また、GMOコインでは用語集、コラム、FAQで、暗号資産(仮想通貨)に関する用語をご紹介しています。詳しく知りたい方は以下をご参照ください。
用語集:https://coin.z.com/jp/glossary/
コラム:https://coin.z.com/jp/column/
FAQ:https://support.coin.z.com/hc/ja
暗号資産FXに関するよくある質問
- Q「暗号資産FX」とはどのようなサービスですか?
-
A「暗号資産FX」とは、GMOコインが提供するサービスのひとつで、レバレッジをかけた取引ができます。
詳しくはこちらをご参照ください。 - Q「暗号資産FX」にはどのようなメリットがありますか?
-
A「暗号資産FX」では、ショート(空売り)ができるため、下落局面でも利益を狙うことができます。
詳しくはこちらをご参照ください。 - Q暗号資産FXを利用する上で、どのような注意点がありますか?
-
A「暗号資産FX」はレバレッジをかけた取引となるため、現物取引と比較してリスクが大きい取引となります。
詳しくはこちらをご参照ください。 - Q「暗号資産FX」で取引を行う上で、覚えておいたほうが良い用語はありますか?
-
A「暗号資産FX」を行う上で、
・ポジション(建玉)
・ロング、ショート
・約定
などの用語は覚えておくと良いでしょう。
そのほかの用語についてはこちらをご参照ください。