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オーエムジー(OMG)とは

最終更新日:2023/11/15

オーエムジー(OMG)は、イーサリアムを基盤として開発されたOMG Network上で使用される、独自の暗号資産(仮想通貨)です。このオーエムジー(OMG)とOMG Networkについてご紹介します。

OMG Networkとオーエムジー(OMG)とは

OMG Networkは、イーサリアム(ETH)およびERC-20トークンを送付するためのネットワークです。2017年に「OmiseGo」として開発・運営がスタートし、2020年6月1日にOMG Networkへとリブランドされました。

OMG Networkは「高速で安価、そして安全でオープンな金融サービスの提供を実現すること」を目的としています。このOMG Network上で使用される独自の暗号資産(仮想通貨)がオーエムジー(OMG)です。

2021年3月29日現在、オーエムジー(OMG)の時価総額は全世界で2,500種類以上存在する暗号資産(仮想通貨)のうち、第94位となっています。

OMG Networkの特徴

イーサリアムを基盤として開発されたOMG Networkは、イーサリアムと比較して、取引手数料が安く、取引の処理速度も早い、という特徴があります。

これはOMG Networkが、イーサリアムが抱えるスケーラビリティ問題の解決に取り組んだ結果です。

イーサリアムにおけるスケーラビリティ問題とは、ブロックサイズの上限が設定されていることが理由で、イーサリアム(ETH)またはERC-20トークンの送付遅延が発生したり、送付手数料が高騰する問題を指します。

スケーラビリティ問題は、OMG Networkが掲げる「高速で安価、そして安全でオープンな金融サービスの提供」を実現する上で、解決しなければならない問題でした。

OMG Networkはこの問題を解決するために「More Viable Plasma」と呼ばれる仕様に基づいてネットワークを構築し、その結果、取引は1秒あたり数千件の処理が可能となり、取引手数料はイーサリアムの平均的な手数料の約3分の1に抑えられました。

※処理件数及び取引手数料はネットワーク状況によって変動します。

OMG Networkの今後

2020年6月1日、OMG Networkはイギリス領ヴァージン諸島に本社を構える暗号資産取引所Bitfinexと提携することを発表しました。この提携により、ステーブルコインであるテザー(USDT)が、OMG Networkを利用して送付することが可能になるとされています。

ステーブルコインはBTC等の暗号資産と比較して、価格が安定しています。その中で最も時価総額が大きいテザー(USDT)は、米ドルによってその価値が担保されており、1USDT=1USDに近づくように設計されています。

またOMG NetworkのCEOであるVansa氏は、「よりエネルギー効率のよい資産の移動を実現するために、ステーブルコイン発行体や暗号資産取引所と連携している」とも発言しています。

まとめ

暗号資産(仮想通貨)であるオーエムジー(OMG)と、OMG Networkについてご紹介しました。

※この記事は2021年3月29日時点の情報を元に作成しております。

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