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ビットコイン(BTC)のドミナンスとは?その概要と確認方法について

最終更新日:2020/11/05

ビットコイン(BTC)について調べていると、「ドミナンス」という言葉を目にすることがあります。

ドミナンスは、取引を行ううえでの参考情報として活用される指標のひとつです。ドミナンスとはどのような内容を示す指標なのか、確認しておきましょう。

ビットコイン(BTC)のドミナンスとは?

まず、ドミナンスという言葉についてみていきましょう。

ドミナンスは英語で「Dominance」と表記し、直訳すると「支配」や「優位」という意味となります。

暗号資産(仮想通貨)におけるドミナンスとは、「暗号資産(仮想通貨)市場全体の時価総額を100%とした時に、各銘柄の時価総額が何%か」を示す指標です。例えば、暗号資産(仮想通貨)市場全体の時価総額が10兆円、ビットコイン(BTC)の時価総額が7兆円だった場合、ビットコイン(BTC)のドミナンスは70%となります。

ビットコイン(BTC)のドミナンスはなぜ知っておくとよいのか?

ではビットコイン(BTC)などの暗号資産(仮想通貨)において、ドミナンスはなぜ有用な情報とされているのでしょうか?

その理由のひとつとして挙げられるのが、資金の流入状況を表す指標の一つであることです。一般に、ある銘柄のドミナンスが上昇するということは、その銘柄へ資金が流入していることを表しているとされています。逆に、ある銘柄のドミナンスが低下するということは、その銘柄から資金が流出していることの表れである、とされます。

このような視点から、ドミナンスは暗号資産(仮想通貨)の相場を予想する上で、判断材料のひとつとして活用されることがあります。

ビットコイン(BTC)のドミナンスを確認する際にチェックする点

実際にビットコイン(BTC)のドミナンスを確認するときには、どのような点に着目するとよいのでしょうか?主なポイントについて確認しておきましょう。

ドミナンスが大きく変動しているか

ビットコイン(BTC)のドミナンスが大幅に変動している場合は、ビットコイン(BTC)と他の銘柄との間で、資金が大きく移動していることになります。

変動の幅が大きいかどうかは計測の期間にもよるため、ご自身の取引スタイルに合わせて、期間設定をするようにしましょう。

アルトコインのドミナンスの変動

ビットコイン(BTC)以外の銘柄、つまりアルトコインのドミナンスは、ビットコイン(BTC)のドミナンスの変動に大きく影響されますが、個々のアルトコインのドミナンスの変動は一様ではありません。

アルトコインの取引を検討されている方は、個々のアルトコインのドミナンスがどのように変動しているかや、銘柄ごとの変動にどのような関係性がみられるかなども、取引判断の参考にするとよいでしょう。

まとめ

ビットコイン(BTC)のドミナンスとはどのようなものか、その必要性や確認する際のポイントについてみてきました。ドミナンスは暗号資産(仮想通貨)の価格の上昇・下落を予想する判断材料のひとつとなりますが、あくまで多くある指標のひとつです。特性を正しく理解した上で、暗号資産(仮想通貨)のトレードに活用するようにしましょう。

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ビットコイン(BTC)のドミナンスに関するよくある質問

Qビットコイン(BTC)のドミナンスとは何ですか?
Aビットコイン(BTC)などの暗号資産(仮想通貨)におけるドミナンスとは、「暗号資産(仮想通貨)市場全体の時価総額を100%とした時に、各銘柄の時価総額が何%か」を示す指標です。
詳しくはこちらをご参照ください。
Qビットコイン(BTC)のドミナンスについて知っておくと良い理由は何ですか?
Aドミナンスは暗号資産(仮想通貨)の相場を予想する上で、判断材料のひとつとして活用されることがあります。
詳しくはこちらをご参照ください。
Qビットコイン(BTC)のドミナンスを確認する際にどのよう点を確認すると良いでしょうか?
Aドミナンスを確認する際は、
・ドミナンスが大きく変動しているか
・アルトコインのドミナンスの変動
を確認すると良いでしょう。
詳しくはこちらをご参照ください。
Qビットコイン(BTC)のドミナンスが大きく変動している場合、どのようなことがわかりますか?
Aビットコイン(BTC)のドミナンス が大きく変動している場合、アルトコインへ資金が大きく移動しているということがわかります。
詳しくはこちらをご参照ください。

暗号資産マーケットニュース(提供:ウエルスアドバイザー)