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【3分で解る】主要通貨の特徴

最終更新日:2024/01/09

外国為替FXでトレードする際には、各通貨の特徴を理解することが重要です。今回はメジャーな通貨について、その特徴を解説します。

USD(米ドル)
EUR(ユーロ)
GBP(ポンド)
AUD(豪ドル)
MXN(メキシコペソ)
ZAR(南アランド)

USD(米ドル)

世界で最も流通している通貨である米ドルは、貿易や国際的な金融取引の決済にも多く使用されています。

米ドルと円を組み合わせた米ドル/円(USD/JPY)は流動性が高く、値動きも他の通貨ペアと比べて安定している傾向にあります。

スプレッドも狭いため、超短期トレーダー(スキャルピングトレーダー)に人気の通貨ペアです。

また、日本時間21時台から24時台には米国経済指標の発表や中央銀行関係者の発言があったり、世界中のトレーダーが取引参加したりする時間帯でもあるため、特に値動きが活発になる傾向があります。

EUR(ユーロ)

USD(米ドル)に次いで取引量が多いとされるのがEUR(ユーロ)で、ユーロと米ドルを組み合わせたユーロ/米ドル(EUR/USD)は世界一の取引量を誇る通貨ペアです。

流動性の高さに加えて、スプレッドも狭いため、超短期トレーダー(スキャルピングトレーダー)やデイトレーダーにも人気の通貨ペアです。

日本時間15時から18時台は欧州経済指標が発表されることに加え、欧州勢が取引に参加する時間帯となるため、値動きが大きくなる傾向にあります。

また、日本時間25時(夏時間24時)は日本の仲値に相当するロンドンフィキシングが発表となるため、この前後の時間帯も合わせて値動きが大きくなる傾向があります。

GBP(ポンド)

USD(米ドル)、EUR(ユーロ)、JPY(円)に続いて取引量が多いのがイギリスの法定通貨であるGBP(ポンド)です。

主要通貨の中では最も値動きが荒く、ボラティリティも大きい傾向にあるものの、その値幅から短期トレーダーを中心に根強い人気がある通貨です。

日本時間15時から18時台は、英国経済指標が発表されることに加え、ロンドン勢が取引に参加する時間帯となるため、値動きが大きくなる傾向にあります。

また、日本時間25時(夏時間24時)は日本の仲値に相当するロンドンフィキシングが発表となるため、前後の時間帯も合わせて値動きが大きくなる傾向があります。

AUD(豪ドル)

AUD(豪ドル)はいわゆる「資源国通貨」の一つに数えられる通貨です。USD(米ドル)、EUR(ユーロ)、JPY(円)、GBP(ポンド)に続いて世界でも5番目に取引量の多い通貨です。

EUR(ユーロ)やGBP(ポンド)に比べると比較的値動きは落ち着いていて、初心者でも取引しやすい通貨の一つとなっています。

値動きの面では鉄鉱石やボーキサイトの価格の影響を受けやすいことが「資源国通貨」と呼ばれる所以となっています。

また、経済面で中国との結びつきが深く、豪州や中国の経済指標が発表される日本時間9時から12時半は値動きが大きくなる傾向があります。

MXN(メキシコペソ)

MXN(メキシコペソ)は、中南米を代表する「新興国通貨」のひとつです。

天然資源に恵まれ、鉱業がメキシコ経済の成長を支える主要産業となっています。

また、米国との経済的結びつきが強く、輸出の約8割が米国向けです。そのため、メキシコペソ相場は米ドルと相関性が強く、米国経済の動向が大きく影響します。

「新興国通貨」のため政策金利も高めに設定されており、長期的なスワップ投資に適した通貨です。

ZAR(南アランド)

ZAR(南アランド)は代表的な「新興国通貨」のひとつです。

南アフリカはアフリカ大陸の最南端にある国で、世界有数の資源国です。

金やダイヤモンド、プラチナなどの鉱物資源が豊富で、貿易では依然、鉱物への依存度が高い状態が続いています。

そのため、南アランドの価格はこれらの商品価格の影響を受けやすい傾向にあります。

「新興国通貨」のため政策金利も高めに設定されており、長期的なスワップ投資に適した通貨です。

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