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ドル買い一段落となるか

先週の振り返り

・4/29は祝日ながら東京時間からUSDJPYが急騰し一時160円を付けた。その後は為替介入と思しきドル売り円買いから155円台まで下落した。

・神田財務官は「為替介入についてノーコメント」とするも、日銀が30日に公表した5月1日の当座預金残高の見通しからは5兆円規模の円買い介入があったことが示唆された。

・週半ばにかけては根強いドル買い円売りが続き、FOMCを前に158円台へ戻す値動きとなった。

・注目のFOMCでは予想通り政策金利が据え置かれた。声明ではインフレ減速が想定以上に進んでないことが指摘された。

・また、QT(量的引き締め)は月間最大600億ドル相当から最大250億ドルに減り、市場予想の最大300億ドルより大幅な減少となったことでドル売りで反応があった。

・パウエルFRB議長は「次回会合での利上げの可能性は低い」と発言。想定よりもハト寄りの発言が目立つ定例会見となった。

・市場関係者の間では米国の最初の利下げが9月になるとの予想が優勢になっている。

・パウエルFRB議長の会見終了後、5/2午前5時ごろから介入と思しき円買いからUSDJPYは157円台ミドルから153円付近まで急落した。

5/7追記

5/3発表の米4月雇用統計は軒並み予想を下回った。失業率、非農業部門雇用者数ともに予想よりも悪化したことで、発表直後はドル全面安で反応があった。

今週の見通し

・引き続き一方的な円売りの動きについては要警戒。4/29はオープンから2円程度上昇した際に円買い介入と思われるフローが持ち込まれたため、「一日」で「2円の上昇」は介入の目安として意識しておきたい。

・4/29と5/1の円買い介入と思しき動きではどちらも1時間程度で4-5円程度の下落幅が見られた。また、実施された時間は本邦祝日の東京時間、NY市場の引け後と流動性の薄い時間帯に行われた。5/6も本邦祝日のため、同様に一方的な円売りの仕掛け⇒為替介入には警戒したい。

・FOMCを終えてFRB高官の発言が複数予定されている。注目は5/7 7:00のウィリアムズNY連銀総裁の発言。先月ブラックアウト期間入り直前には「利上げの可能性を排除しない」と発言しており、パウエル議長の定例会見を経てハト派寄りとなるか。

・5/7は豪中銀政策金利発表。先月発表の第1四半期CPIは予想を上回っており、インフレ減速が停滞したことで年内の利下げ観測は後退した。一方で小売売上は落ち込みを見せる中、どの程度インフレファイターに徹することができるかが焦点。

・5/9は英中銀政策金利発表。英中銀は比較的タカ派スタンスが目立っており、その持続性に注目。前回投票配分は据え置き8票vs利下げ1票であった。今回も金利水準は据え置き予想だが、投票配分の据え置きの減り具合に注目したい。

・5/10は5月米ミシガン大消費者信頼感指数(速報値)が発表。米国内のインフレ再燃が指数の内容の一つである「1年先のインフレ期待」に現れるか注目したい。

今週注目の通貨ペア

「USD/JPY」

・FRBが徐々に利下げの方向に舵を切り始めた。他高官がFOMC後のパウエル議長の発言に同調すればドル売りが強まりそうだ。
・日足ではMACDがシグナルを下抜けそうだ。
・21日線より下は買い意欲が強い。終値ベースで下回れるか。

戦略①
日足転換線を上抜ける156.55円を撤退目処に現在値が156円以上なら打診売り。終値ベースで21日線(@154.35円)を下抜ければ売り増し。利益確定は5/1安値の153.10円付近に設定。

戦略②
節目の154.50円を撤退目処に、21日線(@154.35円)下抜けで逆指値売り。利益確定は5/1安値の153.00円付近に設定。


今週注目の経済指標

5月6日(月)
10:45 中国  4月Caixinサービス部門購買担当者景気指数(PMI)
16:55 ドイツ 4月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)
17:00 欧州  4月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)
18:00 欧州  3月卸売物価指数(PPI)(前月比)
18:00 欧州  3月卸売物価指数(PPI)(前年同月比)

5月7日(火)
13:30 豪州  豪準備銀行(中央銀行)、政策金利発表
15:00 ドイツ 3月製造業新規受注(前月比)
15:00 ドイツ 3月製造業新規受注(前年同月比)
17:30 英国  4月建設業購買担当者景気指数(PMI)
18:00 欧州  3月小売売上高(前月比)
18:00 欧州  3月小売売上高(前年同月比)

5月8日(水)
15:00 ドイツ 3月鉱工業生産(前月比)
15:00 ドイツ 3月鉱工業生産(前年同月比)

5月9日(木)
– 中国  4月貿易収支(人民元)
– 中国  4月貿易収支(米ドル)
20:00 英国  イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表
20:00 英国  英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
20:30 英国  ベイリー英中銀(BOE)総裁、発言
21:30 米国  前週分失業保険継続受給者数
21:30 米国  前週分新規失業保険申請件数

5月10日(金)
08:50 日本  3月国際収支・貿易収支
15:00 英国  1-3月期四半期国内総生産(GDP、速報値)(前期比)
15:00 英国  1-3月期四半期国内総生産(GDP、速報値)(前年同期比)
15:00 英国  3月月次国内総生産(GDP)(前月比)
15:00 英国  3月鉱工業生産(前月比)
15:00 英国  3月鉱工業生産(前年同月比)
15:00 英国  3月製造業生産指数(前月比)
20:30 欧州  欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨
23:00 米国  5月ミシガン大学消費者態度指数・速報値
27:00 米国  4月月次財政収支

※本レポートは5/2(木)14:30頃作成したものです。
※取引に係るリスクはこちらをご覧ください。

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