1. ホーム
  2. 外国為替AI見通し
  3. 過去の配信内容
  4. 明暗分かれた中銀ウィーク?

明暗分かれた中銀ウィーク?

先週の振り返り

  • USD/JPYは151.80円台まで上昇。日銀のマイナス金利解除後、材料出尽くし感から円売りが強まった。
  • 日銀は3/19の会合でマイナス金利解除と同時に、YCCを撤廃し、ETFとJ-REIT買入れを停止した。
  • 植田日銀総裁の定例会見では緩和的な環境を維持する姿勢が示された。
  • 3/20のFOMCでFRBは金利を据え置いた。初動はドル売りで反応。
  • 一部報道では今年の利下げ回数が3回⇒2回との予想だったが、公表されたドットチャートは3回の利下げを想定。また中立金利と25年、26年のGDPが上方修正された。
  • FOMC直後、日経英語版の日銀追加利上げ観測記事により一時的に円買いが強まった。
  • パウエルFRB議長の定例会見では最初の利下げが6月であることが示唆された。
  • 豪中銀は3/19の会合で金利を据え置き。声明ではタカ派的なスタンスが修正された。
  • 英中銀も3/21の会合で中立的なスタンスへシフトした。投票配分では利上げ支持が0となり、ポンド売りが強まった。

  ⇒前回の投票配分:利上げ2名、据え置き6名、利下げ1⇒今回の投票配分:利上げ0名、据え置き8名、利下げ1名

  • スイス中銀が利下げ。声明では「必要なら為替介入の準備がある」と表明し、スイスフラン高を牽制した。
  • トルコ中銀が市場予想に対して前倒しで5.00%の利上げを実施。インフレ見通しの悪化を理由に、政策金利を50.00%とした。

今週の見通し

  • USD/JPYが2022年、2023年高値(150.90円台)に迫る。本邦当局のトーンは控え目だが、為替介入への警戒は怠らないよう用心したい。
  • 本邦当局者の発言を鑑みると、現在の警戒度は低〜中程度か。「容認できない」「ファンダメンタルズを無視している」「断固として」など含まれる発言があれば警戒レベルを高めたい。
  • 各国中銀の金利発表ウィークを終えて要人発言が多く予定されている。利下げ回数への言及が相場を動かす鍵となりそうだ。
  • 3/27は豪・2月CPIが発表。豪中銀の見立て通りにインフレ鈍化となるか注目。
  • 3/28はNY市場が短縮取引、3/29はグッドフライデーにつき海外主要市場が休場となる。流動性低下に注意。
  • 3/28には独・2月失業率、小売売上高が発表。独関連指標は低調な結果が続くだけに、ユーロ売りの材料となるか。
  • 3/21に独連邦銀行が公表したレポートでは独経済が第1四半期にリセッションに陥っている可能性があると指摘されており、ユーロ売りに備えたい。
  • 最大の注目は3/29発表の米・2月個人消費支出(PCEコア・デフレーター)。FOMC終了後、パウエルFRB議長は「1月のPCEおよびCPIは季節調整の影響があった可能性」と発言している。予想値と前回値との乖離は少ないが、影響の有無はいかに。

今週注目の通貨ペア

「EUR/USD」

  • 独関連経済指標は低調な結果が続き、独経済のリセッションも取り沙汰されている。
  • 欧州圏のインフレ減速と米国のインフレ再加速で明暗が分かれそうだ。
  • 日足で200日線を下抜けトライ中。終値ベースでの下抜けに期待。
  • 日足RSI(14)は中立付近。下値余地はありそうだ。

戦略
終値ベースで200日線下抜けを確認後に成行売り。再度200日線上抜けを撤退目処に、利益確定は2月安値圏の1.0700ドルをターゲットとする。


今週注目の経済指標

3月25日(月)
08:50 日本 日銀・金融政策決定会合議事要旨
23:00 米国 2月新築住宅販売件数(前月比)
23:00 米国 2月新築住宅販売件数(年率換算件数)

3月26日(火)
21:30 米国 2月耐久財受注(前月比)
21:30 米国 2月耐久財受注・輸送用機器除く(前月比)
22:00 米国 1月ケース・シラー米住宅価格指数(前年同月比)
23:00 米国 3月リッチモンド連銀製造業指数
23:00 米国 3月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)

3月27日(水)
09:30 豪州 2月消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
19:00 ユーロ 3月経済信頼感
19:00 ユーロ 3月消費者信頼感(確定値)

3月28日(木)
09:30 豪州 2月小売売上高(前月比)
16:00 英国 10-12月期四半期国内総生産(GDP、改定値)(前期比)
16:00 英国 10-12月期四半期国内総生産(GDP、改定値)(前年同期比)
17:55 ドイツ 3月失業者数(前月比)
17:55 ドイツ 3月失業率
21:30 カナダ 1月月次国内総生産(GDP)(前月比)
21:30 カナダ 1月月次国内総生産(GDP)(前年同月比)
21:30 米国 10-12月期四半期GDP個人消費・確定値(前期比年率)
21:30 米国 10-12月期四半期コアPCE・確定値(前期比年率)
21:30 米国 10-12月期四半期実質国内総生産(GDP、確定値)(前期比年率)
21:30 米国 前週分失業保険継続受給者数
21:30 米国 前週分新規失業保険申請件数
22:45 米国 3月シカゴ購買部協会景気指数
23:00 米国 2月住宅販売保留指数(前月比)
23:00 米国 2月住宅販売保留指数(前年同月比)
23:00 米国 3月ミシガン大学消費者態度指数・確報値

3月29日(金)
08:30 日本 2月失業率
08:30 日本 2月有効求人倍率
08:30 日本 3月東京都区部消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)(前年同月比)
08:50 日本 2月鉱工業生産・速報値(前月比)
08:50 日本 2月鉱工業生産・速報値(前年同月比)
21:30 米国 2月個人所得(前月比)
21:30 米国 2月個人消費支出(PCE)(前月比)
21:30 米国 2月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前月比)
21:30 米国 2月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前年同月比)
21:30 米国 2月個人消費支出(PCEデフレーター)(前年同月比)

※本レポートは3/22 14:30頃作成したものです。
※取引に係るリスクはこちらをご覧ください。

外国為替AI見通し一覧へ戻る

外国為替FXの口座追加のご案内

外国為替FXをはじめるには、暗号資産口座が必要です。

  • 暗号資産口座 あり
  • 暗号資産口座 なし

口座追加は、4ステップで完了

STEP.01

会員ページまたはアプリにログイン

会員ページまたはアプリにログイン

会員ページまたはアプリにログイン

会員ホーム・アプリ トレーダーモードより申込画面に進む

STEP.02

外国為替FX口座の申込

外国為替FX口座の申込

外国為替FX口座の申込

外国為替FX口座の追加申込

STEP.03

マイナンバーの提出

マイナンバーの提出

マイナンバーの提出

マイナンバー確認書類を提出

STEP.04

外国為替FX口座に振替

外国為替FX口座に振替

外国為替FX口座に振替

暗号資産口座から外国為替FX口座への振替

暗号資産デリバティブ取引(取引所レバレッジ・暗号資産FX)をご利用のお客さまでマイナンバーをご提出いただいた場合、再提出は不要です。

法人のお客さまはマイナンバーの提出はございません。

マイナンバーの提出方法については、こちらをご確認ください。

暗号資産口座の開設のご案内

暗号資産口座の開設が完了した後、外国為替FX口座をお申し込みいただけます。

免責条項

  • 本ページにおいてお客さまに提供される情報は、当社が収集・作成等したものです。
  • 当社は、お客さまへの情報提供を目的として本情報を提供するものであり、外国為替FX取引の勧誘を目的とするものではありません。外国為替FX取引等に関する意思決定は、お客さまご自身の判断と責任で行うようお願いいたします。
  • 本情報の著作権は、当社その他の権利者に帰属します。本情報の全部又は一部の販売、転用その他法令等により認められる方法以外での利用は固く禁じられております。
  • 本情報は信頼性の高いデータに基づき作成されておりますが、当社はその完全性、正確性その他の一切の事項を保証いたしません。
  • 本情報に記載された計算値、コメント等は予告なく変更、削除等される場合があります。