先週の振り返り
- FRB高官のハト派発言が相次いだことで週半ばにかけてはドル売りが目立った。
- 米CPIは予想を上振れて週後半はドル買い戻しへ。(コアは予想通り)
- USD/JPYは150円に迫ったが、月初の急落が意識されて揉み合いが続いた。
今週の見通し
- FOMC(10/31~11/1)のブラックアウト期間前の19日にパウエル・FRB議長が講演する。CPIの結果についての見解は要注目。
- 19日は米・中古住宅販売件数が発表予定。前回は予想を下回る結果にドル売りへ。足元の金利上昇の影響が現れそうだ。
- 英雇用統計とCPI、RPIが発表予定。前回のCPIは予想外に7月から伸びが鈍化したことでBOEは利上げを見送っており、要注目。
今週注目の通貨ペア
「GBP/JPY」
- 先週は米CPIの結果を受けてドル買いが強まり、相対的にポンドの弱さが目立った。
- 一時間足一目均衡表では実線が抵抗帯を下抜け、三役逆転が現れそうだ。
- 17日、18日と英雇用統計とCPI、RPIが発表予定。この結果が相場の方向を動意付けそうだ。
- 直近サポートとなっている200時間移動平均線を下抜けば下げ足を早めそうだ。
戦略
183.35円上抜けを撤退目処に、182.70円付近で成行売り。利益確定は節目の181.50円をターゲットとする。
今週注目の経済指標
10/16(月)
21:30 米・ 10月ニューヨーク連銀製造業景気指数
10/17(火)
09:30 豪・ 豪準備銀行、金融政策会合議事要旨公表
15:00 英・ 9月失業率
18:00 独・ 10月ZEW景況感調査
21:30 米・ 9月小売売上高
10/18(水)
15:00 英・ 9月消費者物価指数
15:00 英・ 9月小売物価指数
18:00 欧・ 9月消費者物価指数
21:30 米・ 9月住宅着工件数
10/19(木)
09:30 豪・ 9月失業率
21:30 米・ 10月フィラデルフィア連銀製造業景気指数
21:30 米・ 前週分新規失業保険申請件数
25:00 米・ パウエル・FRB議長 講演
10/20(金)
08:30 日・ 9月全国消費者物価指数
15:00 英・ 9月小売売上高
※本レポートは10/13 13:00頃作成したものです。
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