先週の振り返り
- 日銀は予想通り政策金利を据え置いた。
- 植田総裁は4月以降の政策金利解除へ含みを持たせると円買いが加速した。
- 円金利が上昇し長期金利は0.70%台へ。USD/JPYは146.65円まで下落した。
- 米第4四半期GDPは予想を上振れて堅調。
- ECBも予想通り金利据え置いた。ラガルド総裁は最初の利下げが夏頃と示唆。
- ECBおよび総裁会見を受けユーロ主体のクロス円の売りが加速した。
今週の見通し
- 1/31(水)のFOMCは金利据え置き予想。その後のパウエル議長の会見には要注目。
- 3月利下げ予想が優勢も米経済指標は堅調。FRB高官はハト派色を弱めている。
- 会見では最初の利下げが先延ばしになるかヒントを探りたい。
- 2/1(木)は英中銀の政策金利が発表予定。金利は据え置き予想となっている。
- 英中銀は政策金利決定の投票配分に注目したい。前回は据え置きが6人、0.25%の利上げが3人であった。
- 週末は米雇用統計が発表予定。前回水準より雇用者数は減少する見通し。
今週注目の通貨ペア
「EUR/USD」
- ECBは金利据え置きも、これまでよりタカ派トーンは低下。ユーロ売りで反応があった。
- 1/24発表の1月PMI(速報値)は欧・米で明暗分かれる結果となった。
- 200日移動平均線付近で揉み合いが続いており、しっかり下抜ければ下げ足を速めそうだ。
戦略
1/22週高値を上抜ける1.0935ドルを撤退目途に、1/22週高値と安値の半値戻しの水準となる1.0870ドル以上で戻り売り。目先ターゲットは節目の1.0800ドルとし、最終ターゲットは先月安値付近の1.0725ドル付近とする。
今週注目の経済指標
1/30(火)
18:00 ドイツ 第4四半期GDP(速報値)(前期比)
18:00 ドイツ 第4四半期GDP(速報値)(前年同期比)
19:00 欧州 第4四半期GDP(速報値) (前期比)
19:00 欧州 第4四半期GDP(速報値) (前年同期比)
00:00 米国 12月雇用動態調査(JOLTS)求人件数
1/31(水)
09:30 豪州 12月CPI(前年同月比)
17:55 ドイツ 1月失業率
22:15 米国 1月ADP雇用統計(前月比)
04:00 米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)(結果公表)
04:30 米国 パウエルFRB議長定例記者会見
2/1(木)
19:00 欧州 12月失業率
21:00 英国 英中央銀行(BOE)政策金利発表
21:00 英国 英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
22:30 米国 前週分新規失業保険申請件数
00:00 米国 1月ISM製造業景況指数
2/2(金)
22:30 米国 1月米雇用統計
00:00 米国 1月ミシガン大消費者態度指数(確報値)
※本レポートは1/26 15:30頃作成したものです。
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