先週の振り返り
- 日経平均の上昇がバブル後の高値を更新したことで円売り圧力が強まった。
- 注目の米12月CPIは予想を上回った。USD/JPYは146円台まで上昇へ。
- 米12月CPI発表後に米長期金利が低下へ。週後半にかけてはドル売りが優勢に。
- 米CPI上振れもFedwatchの3月利下げ観測は後退しなかった。
- FOMC議事要旨では具体的な利下げ時期について言及されなかった。
Fedwatch:金利先物市場のデータをもとに、FOMCにおける政策金利の変更される可能性を確立で表した数値。
今週の見通し
- 1/15(月)はキング牧師記念日で米国休場。NY時間の流動性低下に注意。
- 米小売、ベージュブック、ミシガン大消費者態度指数など米国関連で重要指標が多い。
- 米12月CPIが上振れしただけに、ミシガン速報値と同時に発表される一年先のインフレ期待がより一層注目されそうだ。
- 週後半からFOMCのブラックアウト期間へ入るだけに、米12月CPI上振れに対するFRB高官の発言から金利動向のヒントを探りたい。
- 前回の下振れが顕著だっただけに、1/17(水)の英12月CPIも下振れ度合いが注目されそうだ。
今週注目の通貨ペア
「GBP/USD」
- 1/17(水)は英12月CPIが発表予定。前回下振れ顕著だっただけに、今回も要注目。
- 2007年11月高値から走るレジスタンスラインに接近している。売り圧力強まるか。
- 前月は1.28ドル台から3度反落している。
戦略
レジスタンスラインを明確に上抜ける1.2950ドルを撤退目途に、節目の1.2800ドル以上で成行売り。今月安値圏の1.2605ドル付近を目先ターゲットに、先月安値の1.2500ドル付近を最終ターゲットとする。
今週注目の経済指標
1/16(火)
16:00 ドイツ 12月CPI(改定値)(前月比)
16:00 ドイツ 12月CPI(改定値)(前年同月比)
16:00 英国 12月失業率
19:00 欧州 1月ZEW景況感調査
19:00 ドイツ 1月ZEW景況感調査(期待指数)
22:30 米国 1月ニューヨーク連銀製造業景気指数
1/17(水)
11:00 中国 10-12月期国内総生産(GDP)(前期比)
11:00 中国 10-12月期国内総生産(GDP)(前年同期比)
11:00 中国 12月鉱工業生産(前年同月比)
16:00 英国 12月CPI(前月比)
16:00 英国 12月CPI(前年同月比)
19:00 欧州 12月CPI(改定値)(前年同月比)
19:00 欧州 12月CPI(コア改定値)(前年同月比)
22:30 米国 12月小売売上高(前月比)
22:30 米国 12月小売売上高(除自動車)(前月比)
24:15 欧州 ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁、発言
28:00 米国 米地区連銀経済報告(ベージュブック)
1/18(木)
09:30 豪州 12月失業率
21:30 欧州 欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨
22:30 米国 12月住宅着工件数(年率換算件数)
22:30 米国 12月住宅着工件数(前月比)
22:30 米国 前週分新規失業保険申請件数
24:15 欧州 ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁、発言
1/19(金)
08:30 日本 12月全国消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
24:00 米国 1月ミシガン大学消費者態度指数(速報値)
24:00 米国 12月中古住宅販売件数(年率換算件数)
24:00 米国 12月中古住宅販売件数(前月比)
※本レポートは1/12 14:30頃作成したものです。
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