先週の振り返り
- 週を通して円売りドル買いが強く、約4円の上昇。USD/JPYは145円に接近。
- 米長期金利は4%台へ上昇しUSD/JPYも連れ高に。
- 能登半島地震により日銀の政策変更観測が後退したとの見方が優勢に。
- ADP、新規失業保険申請件数など、米雇用関連指標の強さが際立った。
- FOMC議事要旨では具体的な利下げ時期について言及されなかった。
1/9(火)追記
1/5(金)は米雇用統計が予想を上回ったことでUSD/JPYは146円手前まで上昇したものの伸び悩み。その後はISM非製造業指数が予想を下回ったこと一転大幅反落。143.80円まで下落した。
今週の見通し
- 1/8(月)は本邦祝日。東京時間は流動性低下に注意。
- 1/11(木)は米CPIが発表予定。インフレ鈍化なるか。
- FRB高官の発言が複数予定されている。利下げ時期のヒントを探りたい。
- Fedwatchは3月利下げを約6割の可能性で想定している。CPI、要人発言でどう変化するか注目。
Fedwatch:金利先物市場のデータを元に、FOMCにおける政策金利の変化幅を予測するツール。
今週注目の通貨ペア
「USD/JPY」
- 日銀の政策修正観測が後退した。これまでの円買いの揺り戻しがありそうだ。
- FOMC議事要旨では具体的な利下げ時期についての確認ができなかった。
- 200日移動平均線を再度上抜けした。
戦略
200日線を下抜ける143.15円を撤退目途に、節目の144.00円付近で成行買い。利益確定は11/13高値と12/28安値の半値戻しの水準となる146.00円付近をターゲットとする。
今週注目の経済指標
1/8(月)
19:00 欧州 11月小売売上高(前月比)
19:00 欧州 11月小売売上高(前年同月比)
1/9(火)
09:30 豪州 11月小売売上高(前月比)
19:00 欧州 11月失業率
22:30 米国 11月貿易収支
1/10(水)
09:30 豪州 11月CPI(前年同月比)
1/11(木)
22:30 米国 12月CPI(前月比)
22:30 米国 12月CPI(前年同月比)
22:30 米国 12月CPIコア(前月比)
22:30 米国 12月CPIコア(前年同月比)
22:30 米国 前週分新規失業保険申請件数
1/12(金)
16:00 英国 11月GDP(前月比)
22:30 米国 12月PPI(前月比)
22:30 米国 12月PPI(前年同月比)
22:30 米国 12月PPIコア(前月比)
22:30 米国 12月PPIコア(前年同月比)
CPI:消費者物価指数(Consumer Price Index)の略称。消費者が購入する商品やサービスの価格を指数化したものを指す。各国の中央銀行はインフレ動向を測る目的でCPIを注視している。また、季節的な価格変動の大きい生鮮食品等を除いたものはコアCPIと呼ばれる。
PPI:卸売物価指数(Producer Price Index)の略称。生産者物価指数とも呼ばれる。製造業者の企業向け販売価格を指数化したものを指す。CPI同様に各国の中央銀行がインフレ動向を測る目的で注視している。
※本レポートは1/5 14:30頃作成したものです。
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