先週の振り返り
- 年末にかけて市場参加者が減少する中USD/JPYは軟調、今年7月来の140円台へ。
- 27日に公表された日銀政策決定会合の主な意見(12月分)ではハト派寄りの意見が目立った。
- 主な意見では賃金上昇率を確認したい意見が多く、今後の賃上げ具合が政策を左右しそうだ。
- 主だった経済指標や要人発言は殆どなかったものの、来年に向けたFRBへの利下げ期待からドル売りが強まった。
- 中央銀行のスタンスの違いから対ドルで欧州系通貨への買いが強かった。ユーロドルは7月来の1.11ドル台へ。
今週の見通し
- 1/2,1/3は本邦休場であるものの、海外市場はオープン。特に東京時間は流動性低下に伴う急変に注意。
- 年初からFOMC議事録や米製造業ISM、独雇用統計、米雇用統計など重要指標が多い。
- FOMC議事要旨では利下げへの具体的な言及があったかどうか確認したい。
- 週末は月初恒例の米雇用統計。予想は前月分より減速している。
今週注目の通貨ペア
「USD/JPY」
- 年末にかけてFRBの利下げ観測が高まり、ドル売りが強まった。
- 200日移動平均線を明確に下抜けてきた。
- 米雇用統計で労働市場逼迫の解消が確認されれば更なるドル売りを呼びそうだ。
戦略
節目の144.00円を上抜けを撤退目途に、200時間線の推移する142.60円付近で成行売り。利益確定は12月安値の140.25円付近をターゲットとする。
今週注目の経済指標
1/2(火)
17:55 独・12月製造業PMI(改定値)
18:00 欧・12月製造業PMI(改定値)
18:30 英・12月製造業PMI(改定値)
23:45 米・12月製造業PMI(改定値)
1/3(水)
17:55 独・12月失業率
24:00 米・12月ISM製造業景況指数
24:00 米・11月雇用動態調査(JOLTS)求人件数
28:00 米・米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨
1/4(木)
17:55 独・12月サービス業PMI(改定値)
18:00 欧・12月サービス業PMI(改定値)
18:30 英・12月サービス業PMI(改定値)
22:00 独・12月CPI(速報値)(前月比)
22:00 独・12月CPI(速報値)(前年同月比)
22:15 米・12月ADP雇用統計(前月比)
22:30 米・前週分新規失業保険申請件数
23:45 米・12月サービス業PMI(改定値)
1/5(金)
16:00 独・11月小売売上高(前月比)
16:00 独・11月小売売上高(前年同月比)
19:00 欧・12月CPI(速報値) (前年同月比)
19:00 欧・12月CPI(速報値) (前年同月比)
22:30 米・12月雇用統計
24:00 米・12月ISM非製造業景況指数
※本レポートは12/29 14:30頃作成したものです。
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