先週の振り返り
- 注目の日銀政策決定会合は据え置き。声明もハト派寄りであった。
- 植田日銀総裁の定例会見もハト派。これを受けUSD/JPYは145.00円手前まで上昇。
- FRB高官のインフレ見通しは分かれた。ハト派発言が散見。
- タカ派とみられていたバーキン・リッチモンド連銀総裁がハト派転換か。
- 米第3四半期のGDP(確報値)、PCEコア、個人消費が軒並み予想を下振れ。週後半は米ドル全面安へ。
- 英国はインフレ率低下が顕著。ポンド売りが強まったものの、ドル売りも強く綱引き。対円では円が強かった。
今週の見通し
- クリスマス~年末のため市場参加者が激減する。流動性低下に伴う急変動には注意。
- 四半期末仲値のタイミングは短期的によく動きそうだ。
- 27日は日銀金融政策決定会合(12月分)の主な意見が公表。マイナス金利解除時期の手掛かりを探りたい。
- USD/JPYは200日移動平均線付近で揉み合い。上下どちら離れるか注目。
今週注目の通貨ペア
「GBP/JPY」
- 先週前半は円売り強まるも、半ばから後半にかけてはポンド売りが強く元の水準へ。上値は重いか。
- 12/20に発表された英11月CPIは軒並み予想を下振れた。
- 12/11週高値と12/18週高値が184円台前半で抑えられた。レジスタンスとして機能しそうだ。
戦略
12/11週高値を上抜ける184.35円を撤退目処に、12/18週高値と安値の半値戻し水準となる182.00円以上なら成行売り。利益確定は今月安値付近の178.35円付近をターゲットとする。
今週注目の経済指標
12/26(火)
08:30 日本 11月失業率
23:00 米国 10月ケース・シラー米住宅価格指数(前年同月比)
12/28(木)
22:30 米国 前週分新規失業保険申請件数
24:00 米国 11月住宅販売保留指数(前月比)
12/29(金)
23:45 米国 12月シカゴ購買部協会景気指数
※本レポートは12/22 14:30頃作成したものです。
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