先週の振り返り
- USD/JPYは年初来高値から約5円の下落。
- タカ派として知られていたウォラーFRB理事から早期の利下げが示唆された。
- ベージュブックは物価上昇圧力の低下を示唆する内容であった。
- NZ中銀がタカ派な声明とともに金利据え置きを発表。オセアニア通貨買いが強まった。
- 本邦ではマイナス金利解除の観測が徐々に高まった。
今週の見通し
- FOMCを12~13日に控えブラックアウト期間(※)入りへ。
- ブラックアウト期間では、メディア報道のヘッドラインが相場変動の要因となるため注意したい。
- ハト派を示唆するヘッドラインはドル安のドライバーとなりそうだ。
- 8日は米雇用統計。先週のベージュブックではインフレ圧力の低下がみられたものの、労働市場は依然として逼迫を示唆しており、上振れ警戒。
- 豪中銀が政策金利発表予定。現状は据え置き予想。
- 11/27週はNZ中銀がタカ派的な据え置きを表明しており、同様に豪中銀声明には注目したい。
※金利発表を前にFRB関係者が政策に係る対外的な発信を停止する期間。
今週注目の通貨ペア
「AUD/JPY」
- 日足一目均衡表では三役好転が継続。
- 98.50円台が去年と今年の高値。利益確定の目安となりそうだ。
- 11月後半にかけて97円台をコアレンジとした推移が続く。押し目を拾いたい。
戦略
11/22週安値を下抜ける96.80円を撤退目処に、現在値が97.50円以下なら成行買い。利益確定は年初来高値付近の98.55円付近をターゲットとする。
今週注目の経済指標
12/4(月)
23:00 欧州 ラガルドECB総裁発言
12/5(火)
12:30 豪州 豪準備銀行政策金利発表
00:00 米国 JOLT求人件数
00:00 米国 ISM非製造業景況指数
12/6(水)
09:30 豪州 第3四半期GDP
22:15 米国 ADP雇用統計
00:00 カナダ カナダ銀行政策金利発表
12/7(木)
19:00 欧州 第3四半期GDP(確定値)
12/8(金)
08:50 日本 第3四半期GDP(改定値)
22:30 米国 11月失業率
00:00 米国 12月ミシガン大学消費者態度指数(速報値)
※本レポートは12/1 14:30頃作成したものです。
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