先週の振り返り
- 先週の米ドルは独歩高が進行。金利差が意識されドル円は4週続伸。
- 欧州通貨もドル高に連れて対ドルで下落。ユーロは対ドルで年初来安値に迫る。
- 英中銀はインフレ鈍化もあり利上げ見送りへ。ポンドは軟調推移。
- 米政府の予算審議が難航。米政府機関閉鎖リスクが高まった。
今週の見通し
- 米政府はつなぎ予算可決で機関閉鎖を回避。米債格下げリスク後退はドル買いか。
- 本邦当局は円安を牽制する発言を繰り返している。一方的な円売りには引き続き介入を警戒したい。
- 先週のドル円は節目の150円に迫る推移を見せた。現状円買い材料は乏しく、押し目待ちの展開となりそうだ。
- 豪,NZが政策金利発表予定。先週発表の豪CPIは予想を上振れており、インフレの粘性が示唆された。声明ではタカ派度合いに注目したい。
今週注目の通貨ペア
「USD/JPY」
- 先週は緩やかに円安進行。この地合いで円買い介入の可能性は低そうだ。
- 先週末にかけてはポジション調整で下落。押し目となりそうだ。
- 先週末の戻り高値が182.30円付近で抑えられた。この水準では上値が重くなりそうだ。
戦略
先週金曜安値を下抜ける148.50円下抜けを撤退目処に、149.20円付近での押し目買い。利益確定は節目の150.00円をターゲットとする。
今週注目の経済指標
10/2(月)
日・第3四半期日銀短観
独・8月製造業PMI(確報値)
欧・8月製造業PMI(確報値)
英・8月製造業PMI(確報値)
米・8月製造業PMI(確報値)
米・9月ISM製造業景況指数
パウエル・FRB議長、ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁 円卓会議
ウィリアムズ・NY連銀総裁 発言
10/3(火)
豪中銀・政策金利発表
米・8月JOLTS求人件数
10/4(水)
ニュージーランド中銀・政策金利発表
独・8月非製造業PMI(確報値)
欧・8月非製造業PMI(確報値)
英・8月非製造業PMI(確報値)
ラガルド・ECB総裁 発言
米・9月ADP雇用統計
米・8月非製造業PMI(確報値)
米・9月ISM非製造業景況指数
10/5(木)
豪・8月貿易収支
米・8月貿易収支
10/6(金)
米・9月失業率
※本レポートは10/2 13:00頃作成したものです。
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