先週の振り返り
[ドル円]
- 片山財務相の円安けん制発言により戻り売りが強まる
- 一時155.56円まで値を下げた後、クリスマス休暇中に156.49円まで買い戻される
[ユーロドル]
- ドル円の下落に連れて一時1.1808ドルまで上昇
- クリスマス休暇入りで小動き、もみ合いが続く
[豪ドル円]
- 対円では104.72円まで、対ドルでは0.67台まで上昇しそれぞれ年初来高値を更新
[南ア・ランド円]
- プラチナ価格の上昇に連れて買いが優勢
- 対円では一時9.43円(2015年8月以来)、対ドルでも高値を更新
[ポンド円]
- 買いが先行するも円安けん制発言が重しになる
- 211円半ばで2008年8月以来の高値を更新した後、210円前半で下げ渋る
[加ドル円]
- 114円前限で伸び悩むも下押しは限定的
- 対ドルではドル売りが優勢で1.36加ドル半ばまで上昇
今週の見通し
[ドル円]
- 29日早朝に日銀の金融政策決定会合の意見内容を確認、中立金利水準(中央銀行の自然な金利水準)の判断に注目
- 高市政権の財政悪化や日銀の利上げ観測後退で年初来高値突破の可能性が高まるも、政権の物価抑制方針と米政府の対日貿易赤字拡大懸念から介入警戒が継続
- 米財務省の為替報告書でドル高・円安をけん制する文言に注視
- トランプ関税への最高裁判決と中国の対日強硬策に要注意
[ユーロドル]
- ウクライナ和平協議やグリーンランド問題など地政学的リスクに注目
- フランス政権不信任リスクは来年に先送り、ルコルニュ仏首相の強行採決時には不信任案の可能性
[豪ドル円]
- 年末年始は主な経済指標発表予定がなく方向感に乏しい
- 31日から複数市場が休場、1月1日はすべての市場が休場となり流動性が大幅に低下
- フラッシュクラッシュ(急激な値動き)のような乱高下に警戒が必要
- 1月7日の11月消費者物価と8日の貿易収支発表に注目、インフレ予想上振れなら反応が大きくなる可能性
[南ア・ランド円]
- プラチナ価格の上昇トレンドが継続予想、ランド高が続く見通し
- 31日に11月貿易収支発表予定
[ポンド円]
- 年末年始で主な経済指標に乏しく動意に欠ける展開が予想
- 12月製造業購買担当者景気指数などの指標発表があるも反応は限定的
- 英経済は減速傾向が続き労働市場悪化が懸念材料
- イングランド銀行の来年利下げ継続見込みで積極的な買い地合いにはなりにくい
- 11月予算案の増税で財政再建見通しが改善、企業・家計マインド改善期待
[加ドル円]
- カナダ銀行の利下げサイクル終了観測と米国との金融政策格差で底堅い動き見込み
- 1・2月政策決定会合の議事要旨では利上げか利下げかの判断は極めて困難との認識
- 米国・メキシコ・カナダ協定見直しが重大リスク、設備投資抑制の可能性
- 来年の利上げは年央以降実施の公算が大きいとの観測も、10月GDPの大幅落ち込み(-0.3%)から市場の先取り過剰を指摘する声あり
今週の想定レンジ
[ドル円]153.50~158.50円
[ユーロドル]1.1600~1.1900ドル
[豪ドル円] 103.00~106.00円
[南ア・ランド円]9.20~9.50円
[ポンド円]208.00~213.00円
[加ドル円] 112.50~115.50円
今週注目の経済指標
12月29日(月)
00:00 米国 11月住宅販売保留指数(前月比)
00:00 米国 11月住宅販売保留指数(前年同月比)
12月30日(火)
23:00 米国 10月ケース・シラー米住宅価格指数(前年同月比)
23:45 米国 12月シカゴ購買部協会景気指数
04:00 米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨
12月31日(水)
10:30 中国 12月製造業購買担当者景気指数(PMI)
10:45 中国 12月RatingDog製造業購買担当者景気指数(PMI)
21:00 南ア 11月貿易収支
22:30 米国 前週分失業保険継続受給者数
22:30 米国 前週分新規失業保険申請件数
1月1日(木)
− −
1月2日(金)
17:50 フランス 12月製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)
17:55 ドイツ 12月製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)
18:00 ユーロ 12月製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)
18:30 英国 12月製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)
23:45 米国 12月製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)
本レポートは2025年12月26日9時00分ごろ執筆したものです。



